2009年11月
11月28日、久しぶりの北海道です。千歳に入り、JRで札幌→ほしみ駅へ。駅の目の前に、とても立派な研修センターがありました。いやあ、暖かいとはいえ、底冷えのする北海道。今回は中堅組合員の皆様の研修会。テーマは「見方を変えてみませんか?~いまの自分にできること」。入行6年目の若者60名余を対象にさせていただきました。前半はものの見方のお話を、そして後半には体を動かす体感ゲームを取り入れました。コミュニケーションの原点は、スキル云々ではなく、人は皆誰にでも備わっている「相手を感じる力」を使うこと。それをペアやグループで感じてもらうのがねらいです。最初は言葉なしのコミュニケーションにとまどっていた皆さんも、慣れるにつれ、目だけでも意思疎通ができていました。ふだんの自分のスタイルをあたらめて確認された方も多かったようです。皆さんはすでに十分な経験をされているはず。「自分はまだまだ」だと思わずに、「十分だ」と思って、まずは自分からのアウトプットをぜひされてみてください。問題を解決するのではなく、チャンスに変える。その精神で、これからの仕事に生かしていってほしいと思います。
ありがとうございました。
2009年11月28日 19:23
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11/19は、している株式会社のチームビルディング研修会に参加。昼の部と夜の部、ダブルヘッダーで参加してきました。毎回受講者が増えていて、さすがです。このように、自分が参加側の一員となって現場の空気を体験することはとても貴重。毎回することは同じなのですが、新たな気づきがありますね。パイプラインは毎回やり方が違っておもしろい。今回は、AKIRAさんが「じゃあ、あなたは社長、部長・・・」と役割をあらかじめ決めてからスタート。するとどうでしょう、指名された本人は、社長のように場を仕切り出し、ほかの人は社長の様子を伺いながら作業をするという事態に。いやあ、人は与えられた枠にとても影響される、ということを体感しました。失敗があるとチームがまとまったり、情報の共有がうまくいかなかったりしました。私が感じたのは、どのタイミングでみんなが意思決定するのだろうということ。誰かが「よし、じゃあこうしてみよう」と声を上げたときに、全員で納得しているわけではないのに、その場の勢いというか、何かのきっかけでその方向に動き出してしまう。心の中ではモヤモヤと納得していない部分があるのですが。こうして決まった方向に動いているときは、なんだかチームの結束が弱い気がしました。また、社長役の人が、「よし、とにかくこうするぞ!」とちょっと無謀な提案をしたときは、合理的には納得できないけれども、社長がそうやるっていうんだから、やるか。という一種のあきらめというか、変な納得感があったのも発見でした。組織が動くときって、すべて準備できて動くことはあまりなく、むしろ少し無理でも社長の一声で弾みがついてしまうということがあるんですね(良くも悪くも)。
毎回へとへとになりますが、たくさん学ぶ時間です。
2009年11月24日 19:35
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11月18日、浜松町にて、日比谷総合設備様の研修をさせていただきました。テーマは『コミュニケーション力UP』。ご参加の皆様は、現場で全体をまとめる監督さんのような役割の方々。いわば工事現場のプロデューサーみたいなお仕事ですね。立場上、さまざまなお相手の方と交わることが多く、今以上にヒューマンスキルを高めたいというご依頼でした。それを受け、内容は、ペアワークやグループワークを取り入れたもので構築。途中、体を動かして、相手の方の動作を真似るミラーリングや、背中合わせになって正しい図のイメージを相手に伝える「宇宙飛行士ゲーム」など、皆さんのコミュニケーション力が存分に試されたものとなりました。皆さんとてもアクティブに参加され、あっという間の約4時間でありました。終わった後、懇親会にもお声をかけていただき、皆さんともお話を交わすことができたのがとてもよかったです。どうしても講演をやってすぐ帰る、ということが多い中、こうして皆さんのナマの声、反応やリクエストなどを伺うと、「こうしたらもっといい研修になるな」というアイデアが沸いてきますね。自分であれこれ作りこむのもいいですが、それ以上現場の人とふれあうのは大切なことですね。皆様本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
2009年11月18日 16:05
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最近、インプロのネタが続いていてすみません。先週、新宿で行われた「ネクスト・インプロ・シアター」といういうパフォーマンスをみてきました。これは先日参加したインプロビゼーション(即興)の演劇版で、観客から募ったカードに書かれた言葉を元に物語を即興で作っていく、というもの。いやあ、正直、感動しました。台本、打ち合わせなしでも、あれだけのストーリーがつくれるのは、やはりお互いが心を通じあって、しっかりとコミュニケーションをとっているからなのだなあと。このセンシティビティがあれば、職場でもきっとうまくいくはずだなあと思いました。凝り固まった人の枠を打ち破る手法として、インプロはとてもおもしろい。また機会があればのぞいてみたいと思います。
2009年11月16日 16:22
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先週、2度目のインプロセミナーに参加してきました。今回は一日のコミュニケーションコースということで、コミュニケーションに特化した内容でした。中でも一番おもしろかったのは「チャンスゲーム」。これはWBSの番組でも放映されたゲームですが、一人が社長役になり、イスに座っているところへ社員役の人が駆け込んできて「社長!大変です。工場の社員が全員インフルエンザで休みです!」と問題を抱えてきます。そこへ間髪いれずに「それはよかった!」とまず答え、そのあとに「よかった理由」を考え出す、というもの(たとえば、「それはよかった!よし、じゃあ今日は地域の人を招いて工場見学会をやろう!」とか)。講師の先生がとてもいいことを言っておられました。「日本人は問題が起きると解決しようとするけれど、インプロは、そこから何かを生み出そうとする」。このフレーズはすごく核心をついています。
私が「ものの見方」の講演で、いつも言い続けていること-見方を変えて現実を変えよう-はまさにこのことで。雨漏り⇒ふさぐ、ではなく、雨漏り⇒そこに水で音がする花器をおいて癒しスポットにしよう、など、いままでマイナスだったことを、貪欲にプラスに変える、最大限のプラスをむさぼりとる、みたいな感覚です。このプラス思考を超越した、クリエイティブ思考とでもいいましょうか、それがあれば、人生どんなことが起きても自分のメリットに変えられる、その確信を深めたセミナーでした。自分の振り子の幅をふるには、インプロは最適ですね。ぜひ皆さんも体験してみてください。
2009年11月09日 18:20
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11月2日、祖師ヶ谷大蔵にある日本大学商学部ゼミナール連合協議会主催の講演会「自分を変える5つのヒント~キャリア・仕事の見つけ方」を開催しました。お笑い芸人とかがくる華やかな場所ではないにもかかわらず、20-30名ほどの学生さんや職員の方、近隣の方などが集まっていただきました。ほんと、こういう場にわざわざ足を運んでいただけるなんて、嬉しいですね。内容は、僕自身がどうやって仕事を選んで、いまにいたっているか、また自分を変えていくときにはどんなことが大切か、などについて話しました。最初に質問をして聞いてみると、就職を控えて、皆さんどうも自己分析に興味があるような印象を受けました。確かに、自分は何をやったらいいのか、真剣に考える時期ですものね。こういう場には、テクニック的な話より、自分が何を大事にして生きていくのか、どんなことをしたら自分がハッピーなのか、そういう根幹の部分の話を伝えられたらなあと思ったのですが、いかがでしたでしょうか。最後の質問の時間には、とてもたくさん手があがって、その積極性に拍手!です。質問の中に「どうして20社断られた(一冊目の出版の際)のにあきらめなかったのですか?」というのがありましたが、これはやはり、自分との約束ではなく、人との約束だったから。あの人のためになんとかしなきゃ、という気持ちは、人を行動させます。「本を出したいなあ」とただ思っていてもきっとできなかったでしょうね。
運営をしてくださった村田さんはじめ事務局の皆さん、お疲れ様でした。また来年もぜひ、社会人の人をよんだ企画をしてくださいね。いい会でした。また質問をしてくださった学生の皆さん、本当にありがとう。その姿勢で、ぜひ自分のキャリアを見つけてくださいね。
2009年11月02日 18:10