川村透の週刊ブログ

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2008年09月21日

先週行った三浦半島での言友会様より、講演の感想をいただきました。
書いていただいたのは、今回のイベントの実行委員長、岡さんです。
僕自身、すごく勇気をもらいました。
サイトで紹介する前に、ブログで先にお伝えしたく、以下ここに紹介させていただきます。
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「吃音(どもり)者の心をとらえた2時間でした」

毎年全国各地で開催している吃音ワークショップでは、例年吃音(どもり)にかかわる専門家や各界でご活躍の方を招いて講演をおこなっています。今年はよこはま言友会が担当し、講演者をきめるにあたって、参加者がすこしでも元気になっていただけるような講演を準備したいと考えていました。川村透さんは自らが吃音の経験者であり、それを苦にせず前向きにご活躍で、なおかつ著書の随所ででてくる、「ものの視点をかえることでポジティブに」というお考えは、つい後ろ向きに物事を考え人生をせまくしがちな吃音者にぜひきいてほしいと考え、講演を依頼したものです。
実は講演の2日前までは不安でいっぱいでした。吃音者はとことん自信がなく、自らをひどく低く評価しがちです。川村先生がポジティブな考え方を提案しても、自分とはちがう、といって考え方を拒否してしまうのではないか、そんな意見が大半をしめたらどうしよう、と・・。
そんな不安は杞憂におわりました。2日前に川村先生からお電話をいただき、ボールゲームや5年後の自分、というテーマを提案していただきました。参加型のワークは抵抗なくはいっていけると考えていたし、「5年後の自分」というのは、将来をなかなかイメージしようとしない吃音者にとっては格好の「質問」になるだろうと思いました。「5年後の自分」を問われてうんうん唸る様子がすぐに想像できました。
おもったとおりボールゲームは一瞬で参加者の心を溶かし、川村先生の手品の仕掛けを夢中で見入り、あっという間に2時間がたちました。毎年参加している人からは、「過去に講演を行った、キャスターの小倉智昭さんや作家の重松清さんの講演より断然よかった」と絶賛していました。主催者としてあらためてほっといたしました。
吃音者に2時間の最高のプレゼントをしていただいたことに、参加者を代表して御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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嬉しいです。本当に。
僕もうまくいかなかったり、失敗したりして落ち込むことはよくあります。
そういうとき、一番元気をもらえるのは、こういった皆さんからの声。
これをみると「よし、自分には価値があるんだ、がんばれる!」と思えます。

つい、ハンディがあったり、失敗しているときって、自分が被害者になり、まわりのせいにし、
まわりから奪うことだけしか考えないけれど(それをtakerといいます)、人は与えることでプラスになれる。giverになる立場をとったほうがいいみたいです。

言友会の皆さん、本当にありがとうございました。


2008年09月21日 17:31

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