川村透の週刊ブログ

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2005年09月05日

170.富と貧困の国、アメリカ

ニューオリンズの被害は凄まじい。自然の驚異もさることながら、それ以上に恐ろしいのは、被災した人々の行動である。略奪や殺人、武装集団の出現・・・。ほとんどの人は善良な市民なのに、なかにそう言った行動に出る人がいるのはとても残念である。これは何も戦時下の中近東のどこかの国の話ではない。あのアメリカなのだ。普段、伝わってくるアメリカは、豊かな国のイメージばかりだが、確かにその影には、多くの貧困層がいることも忘れてはいけない。僕も学生のときに同地を訪れたが、少し街を離れると、とたんに怖い雰囲気がただよっていた。アメリカとは、そういった貧困と富とが同居する、とても幅広い国なのだ。日本で神戸や新潟の震災時、略奪などはあったのだろうか。なかったことを祈るが、実際は報道されないだけなのかもしれない。たしか仕事で神戸にいったとき、タクシーの運転手さんに聞いたら、そんな光景を見たといっていたし。生きるか死ぬかの場面になったら、人はそういう行動に走ってしまうのだろう。僕も、もし飲まず食わずで、救援も来ず、目の前に廃墟と化したスーパーがあったら、どうなるかわからない。今回の略奪のニュースをみて、どんな文明国でも、生きるか死ぬかの場面になったら、人の行動はなかなか自制できないことをみせつけられてしまった。早く復興の手が届くことを祈ります。

2005年09月05日 00:23

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