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2005年03月28日
147. 日本人はテレビを信じすぎ
昨今、テレビだインターネットだの、公共性だのとお茶の間を賑わしているが、ここに面白い数字がある。
メディアに対する信頼性を60カ国で調査し、それを数字にしたものだ。
「テレビをどれだけ信頼できるか」(データ収集 2000年 世界価値観調査より)
(非常に信頼する、やや信頼するをあわせた全体の%)
1位:ベトナム 90.7% 2位 バングラデシュ 81.2% 3位 タンザニア 75.1% …5位フィリピン 72.7% …7位 中国 71.2% 8位 エジプト 66.9% ・・・10位 日本 65.2%
(出典:「日本人の価値観・世界ランキング」 高橋徹著 中公新書ラクレ)
傾向としては、発展途上国ではテレビに対する信頼度が高いようだ。ほかのメディアやインフラがまだ整備されていないせいもあるのかも。日本は10 位。つまり7割近くの人がテレビを信頼している、ということになる。さて、皆さんはアメリカなどのほかの先進国はどれくらいだと思うだろうか。答はなんとアメリカ 57位 24.7% ドイツ58位 22.1% である。
つまり、アメリカやドイツでは2割強の人しか、テレビを信頼していない、ということなのだ。これだけメディア買収劇が茶の間の話題になるのも、それだけ信頼をよせていることの証か。私たちはテレビや新聞をあまりにも信じすぎていないか?テレビなどのメディアで報道されていることが絶対だ、正しいという考えは恐ろしい。日本人は皆同じ方向に向きやすいのは、自分で判断する力を持っていないから。何が正しいのか、つねに自分で見分ける目を持とう。英字新聞で報道されている内容と、国内の新聞の内容やトーンは違うことがよくある、という事実を知っていただきたい。
2005年03月28日 00:04
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