川村透の週刊ブログ

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2004年12月13日

132. 立脚点と視点

先日、父の親しい60代の人生の先輩と話をしていて、翻訳の話になった。その方いわく、
「standpointとviewpointは違うのに、両方とも”視点”という言葉になっている。それはおかしい」
というものだった。確かに。
standpointは、立脚点、つまりどこに立ってものをみるか、立ち位置、立場であり、viewpointは
立場を問題にはせず、ただ自分がどうみているか、視点なのだと思う。
立ち位置が違えば、同じ視点を持っていても、意見は違うこともあるのだ。
翻訳をしていると、ついひとつの単語の意味より、文全体の意味がとれればよし、という
姿勢になりがちがだが、こういった微妙な意味の違いは、見落としてはいけないと気持ちを引き締めた。
たまには、世代の違う人と話してみるのもいいものだ。

2004年12月13日 23:36

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