川村透の週刊ブログ

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それ以前

2006年03月

2006年03月27日

199. 鯖江JCで講演

先週はまたまた福井県の鯖江にいってきました。青年会議所(JC)さんの例会です。
テーマは「人を動かすためのコーチングスタイル」。60名くらいの会員の方を対象に行いました。会場はイスだけのレイアウトでとてもリラックスした雰囲気。皆さんが参加しながらの楽しい感じとなりました。途中、デモンストレーションのボランティアを一人お願いするのですが、なんと女装をした「ななこさん」が登場!毎回イベントごとに登場する恒例のようで、会場は大盛り上がり。女装した男性を相手にセッションをするという、前代未聞のデモでした。でも、おかげで皆さんにコーチングの会話のイメージが伝わり、その後のセッションは、楽しんでやっていただけたようです。
 そのあとお座敷に会場を移して懇親会。途中、長州小力が登場(?)したり、様々な芸達者の面々が本領発揮で大盛り上がり。鯖江の人たちって、一見静かだけど、実はとってもホットな人たちでした。
 皆さんの感想を聞くと、意外にも「これは子どもにやりたい」という多くの声が。これからはぜひ「どうしてできなかったの?」という代わりに「どうすればうまくいったかなぁ」と聞いてあげましょうね。お父さん、ガンバレ!
 鯖江の皆さん、ありがとうございました。

2006年03月27日 10:39 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年03月20日

198.いざ福岡へ!三菱電機さんで講演

3/8は福岡の三菱電機パワーデバイス製作所の工場へ行きました。久しぶりに飛行機での出張。福岡って飛べば2時間くらいで着くんですね。空港からタクシーで30分弱で到着。会場は食堂です。工場ってとてもアットホームな雰囲気でいいですね。食堂のおばちゃんとかが気さくで。「今日はお偉いさんがどっかから来るってねぇ・・・おかげでここ通れなくて仕事が進まないよ。ちょっとこの幕、あげてもいいかね?」なんて僕に向かって声をかけてくれたりして、苦笑い。「いい味出してるな、おばちゃん」おかげでリラックスできました。

講演は、自由参加にもかかわらず、300人もの方に来ていただき、感謝。楽しい雰囲気の中、無事講演を終えました。
 工場でいつも思うのは「あ、家に一枚欲しい」と思う張り紙とか標語。「トイレの電気、必ず消す」みたいなもんですが、よく考えられているのが多く、感心させられます。こういった標語を集めて本にしたらきっとおもしろいかも?
 今週は福井県にいってきます。雪また降ったみたいだけど、大丈夫かな?

2006年03月20日 10:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年03月13日

197. 講演に何を求められているか

先日、ある企業で講演をさせていただいたが、終わってから「いかがでしたか?」と担当の方に聞いたところ「正直、思ったほどではありませんでした」と言われた。それを聞いてとてもショックだった。
今後のために忌憚ないご意見を伺った。
「もっと感動するような話が聞きたかった」
この言葉を聴き、僕は自分の投げたボールを間違えたことに気づいた。
いつも、講演の前には、できるだけヒアリングをして情報を集める。
・どんな目的の会なのか
・以前はどんな講師がしゃべったか
・何歳くらいの人か、男女比は
・参加型がいいのか、通常の講演スタイルか
などだ。
今回は「元気がでるような話を」というリクエストを事前に頂いていた。
しかし、この「元気がでる」というのは、人によって解釈が違う。
僕は勝手に「もののみかたを変えれば、元気がでる」と思ってしまい、その考え方を話に終始してしまった。皆さんの頭を動かすことにばかり意識が行きすぎ、「川村透」という裸の人間が隠れてしまった。
僕の思う講演は2通り。ひとつは、「裸の自分をさらけだし、実体験を語る」もの。これは、人は一方的に話を聞くスタイルだ。もうひとつは、自分はファシリテータとして存在し、参加者が主役。僕は質問等を投げかけ、彼らが手や頭を動かし、考えてもらうスタイルだ。
この二つは、そのときの会の趣旨によって、使い分けなくてはいけない。一人の人間が、人生の場面で何に悩み、どう考え、どう乗り越えてきたか、それを疑似体験できるのも講演の醍醐味。
また、自分に問いかけられ、ワークによって自分で何かを発見するのも、とても価値がある。
だが、これを間違うと、完全なミスマッチが起きる。
心の準備のない人たちに、いきなり「では二人組になってください」といっても、戸惑うだけだろう。
今回は、とてもよい経験になった。あらためてヒアリングの大事さを痛感した。
もし、これを読んでいただいていて、これから講演依頼を考えていただいている方がいたら、ぜひそのへんをじっくりお聞かせください。

●どんな話を聞きたいですか
●参加型がいいですか、それとも一人の人間の実体験がいいですか、あるいは両方?そのさじ加減は?

できるだけリクエストに答えられるよう、最善を尽くします。
今回の試練をムダにせず、自分を磨いていくつもりです。

2006年03月13日 10:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年03月06日

196.水道屋の怪

(長文注意!)
うちの浴室の洗面台の蛇口のふちから水漏れが止まらない。大家さんに電話をする。「じゃ、いつも頼んでる水道やから電話させます」と言われ、ほどなく電話が。「加藤設備です。じゃ土曜の9時に伺います!」けっ9時かぁ、朝早いなあもう・・・と思いながら、当日、早起きして待つこと20分。水道やは一向に現れない。業を煮やした僕は、ガスの領収書を引っ張り出して加藤ガス設備に電話した(そう、ここはガスだけでなく、水道とかもやってるのです)。
「お宅、約束の時間にこないじゃない!ったくどうなってんの?」
「すみません、いま担当のものがほかにおりまして・・・。30分ほどで着くと思います。急がせますので」
との返事。怒りながら電話を切る。すると10分も経たないうちにピンポーン!ドアを開けると
「水道やです」
「9時って言ったでしょ?もう待ってんですよ。早くしてくださいよ」
と中に案内。おじさんは蛇口をみて「ああ、これ部品頼んどきます」と言って、その場を去った。やれやれ。
 が、そのまた10分後。ピンポーン!
「水道やです」
「あれっさっき来たのに??」
「そうですか。でも一応見させてもらえますか?」
 僕はとっさにこう考えた。
(そうか、さっきのおじさんは急遽来たピンチヒッターで、この人が本来9時にくるはずの人だったんだ)
おじさんは様子をみると
「これパッキンのとこ掃除すれば直るかもしれませんから」
といって分解しだす。ほどなく修理は終り、漏れは止まったかのようにみえた。

ところが翌日また水漏れが。仕方なく大家さんにまた電話。
「あの、やっぱり直ってないんで、僕から直接電話していいすか?番号教えてください」 「はい、えっとね、加藤設備さんで」 
「はい、加藤ガスね、いつもの」
「いや、加藤設備さん。全然関係ないのよ」
「ええっ!」
ここで僕はハッとした。そう、僕は「加藤」という名前を聞き、いつものガス屋だと思い込み、加藤ガスに電話をしたのだった。しかし、大家さんが教えてくれたのは、加藤ガスとはまったく関係ない、加藤設備。
これでナゾが解けたぞ。
僕が約束をした水道やさん(加藤設備)は、9時に来ると言ってこなかった。それで僕はまったく別の水道や(加藤ガス)に怒って電話した。そしたら9:20ごろに本来9時にくるべき水道や(加藤設備)さんがやってきた。そしてその10分後に、とばっちりを食った水道や(加藤ガス)さんがやってきた。こういうことだったのだ。

でも、どうしてとばっちりを食った水道やさんは、突然訳のわからん僕の電話に対応しちゃったんだろう?はたまた、どうして10分前に来た人のことを話したとき、不思議に思わなかったんだろう?「あ、たぶんあの人だ」って言ってたし。

まったく、事実は小説より奇なり。
そもそも9時きっかりに来てくれりゃあ、こんなことにはならなかったのだ。そして名前が紛らわしいのもいけない。加藤ガスと加藤設備!誰だって同じだと思うだろうが!
僕は後から来たおじさん(加藤ガス)に、しっかり文句を言っておいた。
 「まったく、電話にでたあのおばさん、愛想ばっかりよくて、ダメだね、もう」
 「ああ、だいたい思い当たります」
 って、誰を思い当たってるんだろう?そのおばさん、きっと不思議がってるよ。そんなアポなんて、元々入ってないんだから!
 ああ、月曜日に会社で、皆首をかしげてるだろうなあ・・・。きっと電話のおばさん、濡れ衣を着せられてるかも。どうしよう、あやまりの電話入れようかなあ、でもいまさら「水道や間違えました」なんて言えないしなあ・・・。ゴメンナサイ。
 僕の悩ましい週が明けました。

2006年03月06日 10:36 | コメント (0) | トラックバック (0)


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担当者より: 川村さんの講演は、楽しい中にも学びがある、そんな90分です。私が直接、肌で感じた感想をお伝えします。「こんな意図を考えているんだが」「こういう気づきをしてほしい」などどうぞお気軽にお問い合わせください。