8.若手向け・・・のハズがぁ?

テーマ:「いまの自分でウンと言わせる5つのヒント」
実施日:2004年1月26日
主催:日本経済新聞名古屋支社
対象:一般 約150人


名古屋駅で新幹線を降り、タクシーの運転手さんに「日経新聞まで」と告げる私。今日は、日本経済新聞社(名古屋)主催の「若手社会人のための自己マネジメントセミナー」の講師として呼ばれています。5分ほどで到着し、立派なビルのエレベータに乗り、上の階の会場のあるフロアへ。そこで今回の担当者、平林さんと御挨拶。20代とみえてフレッシュで若々しい。「あんな時代が僕にもあったなあ」と思う私。今日はもう一人、アナウンサー&色彩コンサルタントの大平雅美さんとの2部構成です。

今回ご出席の皆さんは、新聞の予告を見て申し込み、入場券を手にしたという方々。なかには抽選にもれた人もいるというほど、このイベントは毎回盛況のようです。そうしてせっかく来ていただいているのだから、こりゃガンバラにゃいかん・・・と気合を入れ直す僕。さて舞台の裏で出番を待っていると、会場で開始のアナウンスが始まりました。それが妙にプロっぽい。聞くと、なんと、プロの司会(アナウンサー?)の方が進行を努めているとのこと。さすが新聞社主催のイベントだなぁと感心。そのプロの方にもったいないほどの紹介をされ、ヒョコヒョコと演台の前に立つ私。長方形の部屋には、奥に深くイスが並び、200名ほどはいるでしょうか。ほぼ満員状態です。

ふと脇に目をやると、ペンを片手にこちらを見ている二人が。なんと今回は、あとで原稿を起こす都合上、速記者の方もペンを走らせているのです。「こりゃつまらんギャグを言ったら、それもそのまま書かれるのかしら・・・」と一抹の不安が頭をよぎる。

さて、話し始めようとしてふと顔を上げて、唖然。「あれ、若手セミナーじゃなかったっけ?」 20代のサラリーマン、OLさんがメインかと思っていたのですが、目に入ってくるのは、もう少々上の世代の方々のよう。どちらかというと30~50代のミドルの人達の顔が多く目に入りました。どうやら、会社の若手をどうマネジメントしたらいいのか、その答を探しているようでした。意外な客層に少し戸惑いながらも、話を進めます。

持ち時間は60分と短めでしたが、「いまの自分でウンと言わせる5つのヒント」と題してimage, preparation, action, appeal, creation のキーワードを元に話を進めました(詳しい内容については、「講演」のトップページよりのリンクをご覧ください)。いつもの構成と若干違ったのが、まずまずの手ごたえにホッ一息です。

終了後、短い休憩が。その間に私も観客席に混じり、次の大平さんのお話を聞くことに。すると隣の岐阜県の市役所の職員の方が「勉強になりました」と名刺を差し出してくれました。こういうのって、嬉しいですね。「市役所も最近柔軟になってきましたから」「それはいいことですね」とうなずく僕。また反対側の年配の女性が、手にしていた本を見て「その本を譲っていただけますか」と声をかけてくれる。「もちろんです」と私。こうして自分に興味を持ってくれるのは、ありがたいことです。

そして後半の第二部、今度は大平さんの色彩とイメージの話です。大平さんはここぞというときは今日着ている赤のスーツを着るそうです。確かによく似合っています。自分の勝負カラーは何だろう。よくピンクのシャツを着て出ると、女性の方からはすこぶる評判がいいので、「ピンクかな」と思っているのですが。色って難しいですね。

会場を出ようとすると「川村さん!」と声が。振り返ると見覚えのあるお顔。「あっ稲垣さん!」以前講演をさせていただいた刈谷JCの方でした。わざわざ話を聞きにきてくれたらしい。嬉しいことです。ありがとうございます。

帰りは大平さんと名古屋駅までタクシーでご一緒に。時間がなくてすぐに別れてしまったのですが、アナウンサーとしてテレビにも出ていた御経験もある御方なので、ゆっくりお話をしたかったなあ。

今回も何とか無事、終了。セミナーの様子は、のちほど紙面で紹介されるとか。それを楽しみに、新幹線に飛び乗ったのでありました。


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